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ふるさと名物自慢

No.002
七越ぱんぢゅうのかき氷(三重県・伊勢市)


 ---1ヵ所で味わえる伊勢の3大福味---

 伊勢の名物といえば誰でもすぐ思い浮かべるのは「赤福」だろう。テレビドラマの舞台にもなったからご記憶の方も多いのでは。しかし、伊勢と聞いてもう一つ忘れてならないのが総本家七越の「七越ぱんぢゅう」。
 ちょっと入り口はみすぼらしいが(実は店内も、なかなかの年季ものである)、注文してから出てくるまでのスピードといい、薄皮の中に入った熱々のこしあんの上品さといい、これはもう絶品である。今どき一皿4個200円という値段もうれしい。
 その姉妹品である「まんぷくまん」(今川焼きふうの外見で、中は粒あん)は一皿3個210円だが、こちらのほうは滅多にお目にかかれない隠れた伊勢の人気アイテムで、せっかく行っても売れ切れということが多いのでご注意を。
 しかし、しかし、である。
 今回ご紹介したいのは、この総本家七越の看板商品「七越ぱんぢゅう」でもなければ、「まんぷくまん」でもない。「かき氷」である。
 その巨大さ(写真参照)といい、200円という値段といい、そして蜜の多様さ(多量ではない。といっても、これまたすごい蜜の量なのだが)といい、かき氷の持つすべてのチェックポイントにおいて合格である。これこそまさに日本一のかき氷なのだ。
 ちなみに、200円のかき氷の蜜には、いちご、メロン、レモン、センジ、ブルーハワイ、チェリー、グレープ、バイオレット、オレンジ、青リンゴ、ラムネ、カルピス、チョコレート、ナシの14種類がある。さらに、ミルク、宇治、金時、しるこの400円、宇治金時、ミルク金時の450円、いちごミルクの500円とバラエティ豊か。
 さて、この総本家七越は明治34(1901)年の創業というから、この世に産声をあげてからもう100年近くになる。誕生は東京神田表神保町で、パンとまんじゅうの間をとって「ぱんぢゅう」と名づけられた。一時は全国68ヵ所に支店を有していたという。戦後、現在の伊勢神宮のおひざもとに総本店を置くこととなった。
 伊勢神宮の外宮のある伊勢市駅前にあるが、なにぶん小さな店なので、駅前で誰かにお聞きになることをおすすめする。

▲注文するとすぐ出てくるから、いつでも湯気がホカホカの「七越ぱんぢゅう」


▲5歳の男の子より大きいかき氷、手前は蜜


●所在地:三重県伊勢市宮後1-1-26
●TEL:0596-28-320*または**54



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